地図がある安心をみんなに

聴いて・触って・ふるえる地図

ナビレク・バリアフリーマップ

地図のない世界からの脱却

目の見えない人には出かける前に地図を見るという習慣がありませんでした。
聴いて覚えるための地図、触って分かる地図など、参考にできる地図が存在しなかったからです。

その状況を解決すべく立ち上がったのが「ナビレク・バリアフリーマップ」プロジェクトです。
このプロジェクトでバリアフリーマップ公開サイト「ナビ広場」を立ち上げ、
現在は多くの方々の協力をいただいて、

5,705経路
のバリアフリーマップが公開されています。

ナビ広場で公開されている地図データを専用アプリ「ナビレク」に取り込むと、
音声と振動で歩行用の道案内が提供されます。

地図を点図印刷すると、指で触って経路をより理解することができます。

全国47都道府県で
21,230
利用されているバリアフリーマップ

ナビレク・バリアフリーマップは、視覚障害者のみならず、みんなに役立つ仕組みだということが認知されるようになりました。
地図データは作成者の手作りのため、利用者のニーズに沿った作り方ができ、お店や施設の詳しい説明も埋め込むことができます。

専用のナビアプリには進む方向を振動で知らせる機能があるため、障害の有無に関わらず、初めてその地を歩く人も迷うことはありません。目の見える方にとっても、スマホの画面を凝視することなく周りの景色を楽しみながら歩ける珍しい歩行ナビアプリです。

案内アプリを体験

ナビレク(iPhone 用)または、ナビレクLite(Android 用)を入手してナビ広場のバリアフリーマップをダウンロードして使ってみてください。

マップの現場にいなくても、その内容を音声と効果音で疑似体験することができます。(アプリの「再生開始」)
現場にいれば、実際に音声と振動でナビゲーションを受けられます。(アプリの「案内開始」)

白杖とナビレク

だれでも・いつでも・どこへでも
楽しく安心して歩ける社会へ

ナビレクは音声と振動で道案内する歩行ナビアプリで、視覚障害者から大きな支持を得ています。
ナビレクでの道案内では、分かりやすく作られたナビレク・バリアフリーマップが大きな役割を果たしています。

このバリアフリーマップは、パソコンで地図情報を確認し、時には現地に赴いた上で、適切なルールにしたがって歩く流れに沿ったポイントを打ち、そのポイントに簡潔で分かりやすい説明をつけていくという心を込めた人の作業によって作られます。

これまでナビ広場には 690 件のマップ作成依頼が寄せられており、有志の方々によってマップ作成が進められていますが、すべての依頼に応えきれていない、迅速に応えられていないのが現状です。

私たちは、SDGsが目標期限とする2030年までに日本全国どこでも音声と振動で楽しく安心して道案内される環境づくりを目指してこの事業を展開しています。
2024年1月~3月にかけて実施したナビレク避難マッププロジェクトでは、143名の方から165万3000円のご支援をいただきました。
普段の外出から観光、いざという時まで、地図がある安心をみんなに届けます。
目が見えなくても心配せずに外出できる社会、それが私たちの願いであり、目指す社会です。

SDGsの輪にご参加を!

私たちの活動は、 SDGs 目標の「11. 住み続けられるまちづくりを」を目指すものです。

11.2の目標は、障害者・高齢者をはじめとして、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供することです。
ナビレク・バリアフリーマップの公開配備は、まさにこれを目指した活動です。

11.5の目標は、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減することです。
自宅から避難場所までのプライベートなマップ作成事業は、まさにこの目標に合致しています。

また、11.7で示されている障害者・高齢者も含めた安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスに対しても、ナビレク・バリアフリーマップが大きな役割を果たします。

上記のほか、私たちのバリアフリーマップ配備活動は「10. 人や国の不平等をなくそう」の目標に向かう活動です。

17. パートナーシップで目標を達成しよう」の目標を共に歩んでいただけるパートナーを募集しています。

支援する

当プロジェクトでは、様々なかたちで、ご支援・ご協力いただける企業・個人様を募集しています。

バリアフリーマップ配備を資金面でサポート

ナビ広場のマップ検索ページおよびマップページに SDGsパートナーとして広告を掲載します。

企業の事業所や店舗、行政機関窓口までのナビレク・バリアフリーマップ製作を当プロジェクトで請け負い、製作したマップをナビ広場上で公開します。

バリアフリーマップ作りでサポート

ボランティア活動の一つとして、バリアフリーマップを作ってみませんか。
オンライン・セミナーを受講して、バリアフリーマップ作成の基本を身に着ければ、あなたもナビ広場にバリアフリーマップをアップロードできます。

音声ナビネットの活動

一般社団法人 音声ナビネットでは、障害者と交流しながら、バリアフリーマップ普及活動を行っています。
具体的には、

・オンラインでの学習交流会

・ナビレクで歩くグループでのお散歩会

・ナビレクによる個々人向け歩行練習

を実施しています。
オンラインでの学習交流会と、グループでのお散歩会は、どなたでも参加できる企画で行っていますので、是非お気軽にご参加ください。

会員募集

音声ナビネットでは、個人会員と団体会員そしてボランティア会員を募集しています。
詳しくは、音声ナビネットのページをご覧ください。

使ってみる

音声ナビアプリ「ナビレク」

ナビレク(iPhone 用)または、ナビレクLite(Android 用)を入手してナビ広場のバリアフリーマップをダウンロードして使ってみてください。

iPhone をお使いの方向けに、個人レッスンプログラムもあります。

個人向けバリアフリーマップ作成サービス

ナビレクで使用する音声での道案内機能付き地図を、オーダーメイドします。
ご自宅から出発するコース、ご自宅に戻るコースにぜひご利用ください。

公共施設間の経路など、公開されても問題のない経路は、ナビ広場でマップ作成リクエストを出しておくと、マップ作成者がリクエストに応えてくれることがあります。

誰一人取り残さない持続する共生社会に向けて

上記の活動を通して、目の不自由な方々も自分の意思で自由に外出ができ、外出先で気軽に周囲の人達に手助けが求められる共生社会を目指しています。
町で見かけたら声を掛け合って不便さを補い、話をして互いに心が豊かになる、このような「誰一人取り残さない社会」を私たちと共に作って行きましょう。

お問い合わせ

お問い合わせフォーム

電話:050-1791-2070

プロジェクト担当直通電話:090-5449-2595 (望月優)

運営主体

このプロジェクトは、東京都よりソーシャルファーム認証を受けた「アメディア・ナビレク事業所」が主体となって運営しています。